更年期症状・
更年期障害

更年期は自分の心身と
向き合うチャンス。
変化の波を
うまく乗り切りましょう

当院では更年期を大きなテーマとして、
治療に力を入れています。

女性のカラダで卵巣が一番最初に老化していく臓器です。
35才頃より卵巣の働きが徐々に低下し、40才頃から更年期様症状が出現し始めます。子育てや親の介護、夫との関係、職場での責任、人間関係のトラブルなど、何かとストレスが多い時期でもあり、自分のことはつい後回しにしがちです。頭痛、めまい、肩こり、イライラ、不眠などの自律神経の乱れや子宮筋腫、子宮腺筋症、子宮内膜症などの婦人科疾患が進行していき、これまで以上に月経がつらくなることもあります。また、子宮がんや乳がんなども増えていきます。自分の心身と向き合う時期と前向きに捉え、自分と相性のよい婦人科医を見つけて体調に変化があればすぐに相談するようにして下さい。
閉経の平均年齢は52才で、閉経前後10年間を更年期と呼びます。女性ホルモンの急激な変化が短期間に起こり、大きな“うねり”に立ち向かっていかなくてはいけません。この変化の波をうまく乗り切ることで、その後の人生をより健やかに歩むことができます。そのためにも、一人ひとりに合った治療や生活習慣の改善などのセルフケアが大切です。
更年期障害が強く出る人、軽くすむ人、千差万別です。当院では「ホルモンバランス・こころとからだのチェックシート」により、客観的に症状を把握した上で治療を選択します。また、治療効果や副作用の有無も評価していきます。

自覚症状をスコアリングし症状の改善の評価を行います。
  • 日本産科婦人科学会生殖・内分泌委員会
    ―日本人女性の更年期症状評価表―より引用、改変
  • 小山崇夫先生による―簡易更年期指数(SMI)―より改変
  • 実際の患者様治療例

診断・検査

まずはゆっくりとお話しすることが
治療の始まりです

症状は一人ひとり違います。
まずはゆっくりとお話を伺い、問診から診断することを心がけています。

【血液検査】
◯ 女性ホルモン測定 
◯ 貧血検査(特に「かくれ貧血」) 
◯甲状腺ホルモン測定 など

治療

お薬と上手につきあいましょう

一人ひとりの症状に合わせよく相談しながら、
下記の治療を組み合わせてテーラーメイドの治療をご提案します。

◯カウンセリング・心理療法 
◯ ホルモン補充療法(HRT) 
◯漢方療法 
◯向精神薬 など